カメレオン王子と一人ぼっちの小鳥ちゃん


 ◇◇◇

 ☆礼音side☆

 図書館でやることが残っている琴梨を置いて、
 俺は先に、家に帰ってきた。



 すっげー、恥ずかしかった……



 琴梨にプロポーズをした自分を思い出すと、
 マグマが吹き出しそうなほど、顔が熱くなる。


 そりゃ、いろんな人に相談したよ。

 どうやって、
 琴梨にプロポーズしたら喜ぶかって。



 新は、
 『風船を手渡せば』って言うし。


 開都は、
 『あのヘアピンをつけてあげれば』って言うし。


 図書館でちょうど、
 山本さんと七海さんが
 一緒にいた時に相談したら、

『クリスマスの読み聞かせ会で
 プロポーズしちゃいなよ』って流れになるし……


結局、
全部混ぜ込んでプロポーズをしてしまった。



琴梨はどうだったんだろう……

あんな大勢の前でのプロポーズ
本当に、嬉しかったのか?



俺は琴梨のことになると、
いろいろ自信がなくなる……


こんなヘタレで、
本当に琴梨を幸せにできるのだろうか……