☆礼音side☆
開都もやっぱりまだ、
琴梨のことが好きだったか……
俺は……
もう琴梨のことは、
なんとも思っていないよな……
琴梨への片思いは、
美咲と付き合ったあの日に
消し去ったよな……
琴梨が俺を好きじゃないって
思い知らされたから、
あの日俺は、
やけになって美咲と付き合うことをOKした。
美咲のことが好きになれなかったら、
その時は、別れればいいやと思っていた。
でも……
正直、美咲が俺の隣にいてくれて、
良かったなと思う時がある。
琴梨が俺を好きじゃないって痛感した時は、
結構しんどかったから。
美咲が俺の隣で、
たわいもない話をたくさんしてくれて、
そのお陰で俺も元気になったし。
俺のことをストレートに
好きと言ってくれるところも、
かわいいなと思うし。
恋を忘れるためには別の恋。
だから俺は、
美咲を大事にしようと心に決めた。
それなのに……
俺はそう誓ったはずなのに……
今日の昼休みに、開都がこのクラスに来て、
琴梨に告白した時には……
正直……困惑した。
お願いだから……
開都と付き合わないでと思う自分がいた。
俺は自分の頭の中がぐちゃぐちゃで、
どうしていいかわからないでいる。
俺は、
美咲と真剣に付き合うと心に誓ったのに……



