カメレオン王子と一人ぼっちの小鳥ちゃん

 ◇◇◇

 次の朝、
 私はメガネをかけて学校へ行った。


 前髪は短くなったけど、
 後ろの髪は首元で結んでいった。


 クラスメイトが、
 私をみてヒソヒソ話をしている。


 私はその視線が突き刺さるのが怖くて怖くて、
 机に顔を伏せた。
 



 独りぼっちで自分の席に座っているのが、
 前よりも辛い。


 今までは、
 放課後になれば週3で部活があって、
 そこが私の唯一の居場所だった。


 開都くんがいてくれて、
 私を大好きと言ってくれる翼先輩がいて、
 唯一学校で、
 私が笑うことができる場所だった。


 そして最近は、
 礼音くんが私にかまってくれていた。


 そんな日々に慣れてしまい、
 今、こうして独りぼっちでいるのが余計に辛い。


 他の学校に転校したいな……


 でも、転校したところで、
 私の地味子でボッチなところは
 変わらないんだろうな……


 机に顔を伏せながら考えていると、
 頭の上からかわいい声がした。