学校に着くと、亜美は教卓の目の前の席。



私は一番後ろの席に座る。



悲しいことに、とても席が離れているのだ。



私の両隣は両方男子で、私はとても困っている。



昨年、私は恋愛の恐ろしさを知ってしまったのだ。



まぁ、よく分からなかったんだけどね。



ぼーっとしていたら、隣の席の1人がきた。



「あ、おはよー」



「おはよう、健吾」



彼は、同じ部活に所属してる前田 健吾（ﾏｴﾀﾞ ｹﾝｺﾞ）。


部活内でいっちばん強くて、元々女子部だったバドミントン部に男子バドミントン部を作ったのは彼。



私はとても尊敬してるの。余り喋らないけどね。



そして、人気者でイケメン（？）らしい。



私にはよく分からないけど、健吾は入学当初、ファンクラブができてたらしいけど、健吾が女子嫌いなのを知って解散したらしい。



私はまだあっても入らないけど。



「今日朝部あったんだぞ、お前来なかったろ」



「え、今日水曜日じゃん、ないでしょ?」



「でもみんないたぜ」



「えぇー。」