先生は溺愛ダンナさま





平日だったので、どこも空きがあったみたいだけどその中でも、わりと小綺麗な建物のホテルに入った。


部屋に入ると薄いピンクのお姫様が眠るような大きいベッドがある。


キョロキョロと物珍しくて周りを見ていたら、何にも言わずに彼が服を脱ぎ始めた。


彼の綺麗な上半身の筋肉や腕に浮き上がる血管にドキドキした。


「すみれも、早く」


「は、はい」


短い言葉で指示されて、私もブラウスのボタンに手をかけて急いで服を脱いだ。彼の目が早くしろって言ってるみたいに思えて、身体中の内側から熱くなる。


そして、そのまま身体をひとつに重ね合った。