《豹》



ソワソワしてる。



いてもたってもいられない、そんな感じ。



「·····、」

「いつも通り、勉強する?」

「あ、うん。しよしよ!」

「柚子、下着ばっちり?」

「うへ!?」



家に上がった途端ガッチガチな柚子を、どうにかして普段の柚子に戻したくて。



なんとなく、その緊張を解くべく、からかってみたら。



案の定、真っ赤な顔してこっちを見た。



久々のリンゴ顔·····。



可愛すぎ·····。



「ごめん、冗談」

「あ、そ、そうだよね!」

「·····」

「き、今日は、過去問でもしてみる!?」

「·····」

「それとも、ここだけすればカンペキっていうのもあるけど!」

「·····」

「えっと·····豹くん、何しようとしてるの?」



俺はいったい柚子に何をしようとしてたのか。