白い息を吐きながら、この寒空の下待っててくれたの?



「あ、やっと出てきた」

「迎えに来てくれたの·····?」

「んー。女って時間かかるのなー」

「ごめんね·····」

「罰として、手繋いで」



はい!!



繋いだ手は、豹くんのポッケにズボッと入れられた。



あ、カイロがあってあったかい·····。



無言で荷物も持ってくれる豹くんが紳士すぎて·····。



もうすでに1きゅんです。



「柚子荷物多い」

「だって、お泊まり自体久しぶりすぎて·····」

「俺の家にあるのなんでも使えばいい」

「シャンプーとか?」

「んー。そしたら、」



俺と同じ匂いじゃんって·····。



はい、ドキッとしました·····。



今日はホワイトクリスマス。



豹くんと2人、はじめてのお泊まり。



神様、私の心臓は朝まで持つのでしょうか?