溺愛ホリック

明日豹くんに別れを告げよう、そう心の中で決めた時。



お姉ちゃんは私の手を握った。



「ダメだよ、柚子」

「え?」

「そんなこと、望んでない、豹は」

「どういう、こと?」

「·····ごめん、言えない」



お姉ちゃんが困った顔をしていて。



私もそれがうつる。



お姉ちゃんが言った意味。



豹くんは私と離れることを望んでないってこと?



なんで?



だって、こんなこと続けてたら、豹くんとお姉ちゃん付き合えないんだよ。



私は豹くんのこと好きだけど、豹くんの恋を応援したい。



2人にとって私は邪魔者なのに·····。



朝の登校はお姉ちゃんと一緒に行っていた。



でも今はなんだか1人になりたい気分で。



朝早くに1人で家を出た。