溺愛ホリック

この機会を逃したら、豹くんとはまた前みたいに全く交わらない関係に戻っちゃう気がする。



豹くん、執着しててごめんなさい。



「じゃあな」

「うん、ありがとう。気をつけてね」

「ん」



背中を見送る瞬間が寂しくて悲しい。



この気持ちはどうすることが正解なのかな。



わからないまま、店内に入って休憩室へ。



お姉ちゃんが仕事終わるまで、私は学校の課題をやったり復習したり。



昔から勉強は得意だった。



もとい友達もいないから、勉強しかすることなかったっていうのが正解なんだけど·····。



「あ、柚子ちゃんやほー」

「こんばんわ。タクさん」

「また勉強かよー。若いんだし青春しなさい」

「タクさん、私は受験生です」

「なんも言えねぇじゃん!?」



タクさんが来たってことは、もうこんな時間か。



夜勤帯のタクさんとお姉ちゃんがチェンジ。



今日もお疲れ、お姉ちゃん。