1番奥の部屋が千賀くんルームらしく。



軽くノックをして入ると、そこにはベッドの上で唸る千賀くんの姿があった·····。



「千賀くん、大丈夫!?」

「ウミ·····ちゃん·····」

「お熱は!?何度ですか!?」

「幻覚じゃないよね·····?」

「測る!」



ピピッと鳴った体温計が表示した数字は、39.2℃·····。



重症ですよ!?



真っ赤な顔して辛そうな千賀くん。



寒いし震え止まらないらしい·····。



病院は行ってお薬もあるけど、食欲がないらしく飲めてないって·····。



飲まなきゃ治んないです!



「何か食べなきゃ!」

「お粥はダメだった·····」

「ゼリーとかプリンは食べれそうですか?」

「うーん·····わかんない·····」

「買ってきます!」



千賀くんのためにひとっ走り!