その後はまた勉強して、DVDの続きを見てを繰り返し。



夕方腹が減った頃、ここへ来る途中でスーパーで買った食材を使って、柚子が腕をふるってくれた。



その姿を見て、グッと来た·····。



嫁感·····。



「豹くんは何もしなくていいからね!」

「ありがたいね。柚子見るので精一杯だったし」

「!?」

「ヤケドすんなよ」

「絶対大丈夫だもん!」



柚子に絶対はねぇよな·····。



心配になって台所が見えるカウンターまで近づく。



お、ここのが眺めいいじゃん。



自前のエプロンまで持ってきて、サービスしすぎなんだよ。



「おいしそう」

「まだこねてる途中だよ?」

「柚子が」

「はい!?」

「早くベッド行こーな」



俺はどっちかっていうと、そっちが本命。