「少しは安心した?
生活環境が変わって、不安定だったから。
学校の様子を、一度見てもらいたかったんだよね。」

確かに………………不安要素の中に

私の知らないコウの生活がある。

気にしたって仕方のない事だし

全てを知りたい訳じゃないけど………

離れたら、ほっとするコウがいるんじゃないかと思うと不安になる。

そんな私の自分勝手な思いにも、ちゃんと気にかけてくれてたなんて……

有りがたすぎて………再び涙が溢れる。

「今日のみぃは、よく泣くね。」

泣くことを嫌がることもなく、笑顔を見せるのは

私がためずに甘えてるって分かるから。

もう、ホントに良い旦那様だよ。

コウのようになりたい!

コウとつりあう女の子にって思ってたけど………

もしかしたら

コウに選ばれた女の子は、私だけだって………

自惚れても………良いのかなぁ?

そう思うと、今日一番心が軽くなった。

「コウ……………。
私…………赤ちゃんが欲しいの。
もちろん…………今すぐは無理かもしれないけど………。
いつか、お母さんになりたい…………。
朝が苦手なママでも…………大丈夫かな?
コウ……………私と赤ちゃんを…………守ってくれる?」