17歳の夏の終わり私は学校に行かなくなりました。
それまでのストレスが積りに積もったのでしょうか、
本当に頭の中でブチッという音と共に気力というものが全て失われました。
と同時に人によって生じる全ての音がうるさく頭に響くようになりました。
人が動くだけで衣服の擦れる音や足音が脳内で反響して味わったことのない頭痛が私を蝕んでゆきました。
父親と久しぶりに会話をしたのはその折です。
ぐわんぐわんと気持ち悪く響く声に吐き気がを催しました。
父親は「大丈夫か?学校に行ったほうがいいんじゃないか?」
と言っていただけですが、私にはそれは人をも殺しうる危険なものに聞こえました。
こいつは生かしておけない。
私を殺してしまうかもしれない。
そう思うようになりました。