「何よ、ずるいじゃない。私より先に夢を叶えるなんて……っ!」
ふいに、上坂が後ろから私を抱きしめた。熱い体温をうなじに感じて、私の体温も一気に上がる。
「卒業式の日に言った俺の言葉……覚えている?」
「……うん」
「まだ、誰のものでもない?」
「うん」
あの言葉を守ったわけじゃない。でも、上坂以上に、私の心に入り込んでくる男がいなかっただけ。ただ、それだけ。
なんて……自分をごまかす必要も、今はもう、ないのかな。
「よかった……」
私の肩口で、上坂は盛大にため息をついた。
ふいに、上坂が後ろから私を抱きしめた。熱い体温をうなじに感じて、私の体温も一気に上がる。
「卒業式の日に言った俺の言葉……覚えている?」
「……うん」
「まだ、誰のものでもない?」
「うん」
あの言葉を守ったわけじゃない。でも、上坂以上に、私の心に入り込んでくる男がいなかっただけ。ただ、それだけ。
なんて……自分をごまかす必要も、今はもう、ないのかな。
「よかった……」
私の肩口で、上坂は盛大にため息をついた。



