「お高くとまってる真面目ながり勉が、ああいうときってどんな顔すんのかって馬鹿話になってさ。俺なら絶対落ちるから、ってみんなに煽られた。それなら賭けようぜ、って……軽いノリだったんだ。ごめん、あの頃の俺は、お前のこと何も知らなかったから。もっと鼻持ちならない女かと思って……ああ、本当に、ごめんて」
振り向いてぎろりと睨んだ私に、上坂は申し訳なさそうに言った。
「けど、お前、思ってたよりずっと……かわいかった」
「は?」
「話してみると美希って、みんなが言うような高慢ちきな女じゃ、全然なかった。普通に可愛い女の子だったよ。教室で見てた優等生のお前と違うことが気になり始めてどんどん魅かれて……真っ直ぐに自分を見てくれる女だってことに気がついたときには、本気でお前に惚れてた。だから賭けのこと気になっていたけれど、言い出せなかった。お前に、嫌われたくなかったんだ」
その言葉に、つきん、と心が痛んだ。
嫌いになんて。
振り向いてぎろりと睨んだ私に、上坂は申し訳なさそうに言った。
「けど、お前、思ってたよりずっと……かわいかった」
「は?」
「話してみると美希って、みんなが言うような高慢ちきな女じゃ、全然なかった。普通に可愛い女の子だったよ。教室で見てた優等生のお前と違うことが気になり始めてどんどん魅かれて……真っ直ぐに自分を見てくれる女だってことに気がついたときには、本気でお前に惚れてた。だから賭けのこと気になっていたけれど、言い出せなかった。お前に、嫌われたくなかったんだ」
その言葉に、つきん、と心が痛んだ。
嫌いになんて。



