「三上くん、俺の消しゴムを知らない──?」 「ああ、知らないよ。それより、今まで、ずっと酷いことを言って、ごめん──」 探偵Iがボードを開き、目で見て、耳で聞いた情報を細かく書いていく。 田中 健児様のご友人が謝罪をされましたね。 健児は話している間ずっと三上くんの握りしめている右手が気になり、視線を右手に向け、じっと見つめた。