次の日の昼休み。

図書室に来ていた私は歴史のコーナーにいた。

司書の先生に聞いてこの町の歴史書を見てみることにした。

「あの話って神社ができたころの話だよね。だとしたら約500前だから・・・あ、1464年寛政5年にこのあたりで飢饉がある。しかも結構被害が出てるみたい。」

寛政5年
村の半数が死に絶え食料が底をつきいたるところに死骸が転がりまるで地獄絵図のようだ。
甚大な被害の爪痕を残した飢饉は三年間続きそこからは100年は自然災害に無縁の村となった。

「この3年間に何かあったのかな。まるで神様の罰が当たったかのように飢饉がおきてそこからは平穏な暮らしができたのか。なんか不思議だな。」

そうこうしているうちにチャイムが鳴ってしまった。

「明日授業があるからその時にまた調べてみよ。」

私は本を棚に戻し教室に戻った。