玄関まで二人でお見送りに来てくれた。 「ありがとうございます。ここまでで大丈夫です。」 「そう?ならここの道をまっすぐ行けば帰れるから。」 「元気でな。小娘。」 「小娘じゃないです。美景です。」 「小娘で十分だよ。だが今回は特別に贈り物をあげようかね。」 龍さんは薬指と親指を合わせて掌を上に向けてそれに息を吹きかけた。 その瞬間私の中に清涼な水が流れ込んだかのような風が吹き込んできたかのようなさわやかな感覚になった。 「ありがたいお守りだ。受け取っとけ。」