まだ私は人間関係のところしか読めていませんでした。それでも、人間関係のところを読んだ時、目の前がぼやけて涙があふれてきました。

私は、人間関係をうまく作っていけません。今も人間関係で悩んでいることがあります。しかし、その本を読んで心が少し軽くなったのです。

嫌われてもいい、怒ってもいい、言いたいことを言えばいい、強がらなくてもいい、我慢しなくてもいい、親友は一人でもいい……。

そんな優しい言葉が私の胸に染み込み、私はこの本をプレゼントされてよかったと思いました。

幸福のところを読んでいると、また泣きそうになりました。こんなにも優しい言葉を知らない人に届けられる作者の人がすごいと思い、私もこんな風に優しい人になれたらと何度も思いました。



六時までその本を読み、私は学校の制服とスマホを手にリビングへと向かいます。

私の家では、一番早くいつも起きるのは私です。早く起きて家族の水筒にお茶を入れたり、昨日の余ったご飯を温めたりします。