「………」
格好良いなあ、遥くん……。
二人は似ているけど私は遥くんが好き。
だって似ているけど全然違うもん。
遥くんには遥くんの個性が、絢人には絢人の個性がある。
「ありがとう、遥くん」
軽く髪の毛を整えてくれた遥くんにお礼を言ってからチラッと時計を見る。
針は7時になる15分前。
「もうそろそろ晩御飯の時間だから帰らなきゃ」
そう遥くんに告げると
「家で食べていけばいいのに」
と遥くん。
「遥くん家に悪いし、ママもご飯作ってくれてるから」
本当はまだ遥くんと一緒にいたいけど、帰らなきゃ。
私がソファーから立ち上がるとそれに続いて遥くんも立ち上がる。
「送るよ」
そう言って。



