「依良?顔赤いよ?」


そんな私の考えに気づかない遥くんは不思議そうに見る。


「すっ、少し暑くて、でももう大丈夫」

「そ?」

「う、うんっ」



なんとか誤魔化せたけど…

ファーストバイトみたいなんて思ってたってバレたら恥ずかしいどころじゃないよ…。


私の心臓はドキドキドキドキいっていた。