「絢人…?」 覗きこんだ絢人に首を傾げると、絢人は優しく笑った。 「依良の好きなあのクレープ屋に行く?」 「……クレープ?」 「新しい種類が出たから行きたいってこの前言ってたでしょ?」 そう言う絢人の声はすごく優しくて。 優しいね、絢人。 絢人のこういうところはすごく良いところだと思う。 「うん、行きたい」 目を見てふわりと笑うと絢人も笑ってくれた。