『このナイトはね、いつもお姫様を守ってくれる強い男の人なんだよ!優しくて強くて!かっこいいんだよ!』
『………』
『絢人は意地悪な時もあるけど私が元気ないとずっとそばにいてくれるでしょ?』
『………』
『私が出来ないこともできるし、何でもクラスで一番だし!』
『………』
『だから絢人はナイトなの。優しくて強くてかっこいい絢人はナイトなの!』
『………』
とびきりの笑顔でそう言った依良の言葉は残酷で。
だけど俺の心臓を早くさせるには十分過ぎる言葉。
『なら依良はお姫様だね』
『私はお姫様じゃないよ、こんなに可愛くないもん、』
『可愛いよ、お姫様だよ』
『もー!からかわないで!……でも、いつかお姫様になれたらいいなぁ』
頬を赤く染めて瞳をキラキラさせている。
“いつかお姫様になれたら、王子様は遥くんがいいなぁ”
キラキラした瞳がそう言っていた。



