「依良」


「…っなに、?」


「好きだよ」



両手で私の両頬を包み込んで上を向かせた遥くんは私を見つめながらとびきり優しい声で。


とびきり甘い声で。


とびきりの愛の言葉をプレゼントしてくれた。





そんなプレゼントを貰った私は世界で一番の幸せ者だと、胸を張って言える。