遥くんとさよならしてからも仕舞えなかったネックレス。
大事に大事に飾っていたそれを手に取ってみる。
輝きを失わず、キラキラと輝くピンク色のそれを見て今度こそ本当に覚悟を決める。
怖い。色々不安で色々考えちゃって。
マイナスな事ばかり浮かんでくる。
でも、自分に嘘を吐かないって決めたんだから。
この想いを遥くんに伝えたいって思ったんだから。
迷惑かもしれない。
迷惑かもしれない。けど、後悔はしたくない。
好きって伝えられなかったあの時の苦しさをもう味わいたくない。
苦しくても辛くても悲しくても、伝えた方がきっと後悔はしない。
『依良』ってもう二度と呼んでくれないかもしれない。
二度とあの優しくて甘くて格好良くてドキドキする笑顔を見せてくれないかもしれない。
幼馴染みとすら、妹とすら思ってもらえないかもしれない。
怖い、怖い、怖い。
だけど、怖さ以上に伝えたい想いがある。
手のひらの上でキラキラと輝くダイヤモンドを見て祈る。
───────この想いが届きますように。



