「告白はパパからよ」
「へえ…!」
「でも、ママも全く同じ日に告白しようとしての」
「それって卒業式の日?」
「そうよ」
全く同じ日に告白しようとしてたなんて運命だね、と私が言うと「それはどうかしらね」と切なそうにママが言うから私は思わず首を傾げた。
だって同じ日に告白しようとして今夫婦でいる二人は私には運命だと感じたから。
「ママはね、高校一年の頃からパパが好きだったの。パパはいつから私を好きでいてくれたかはわからないけど…」
「………うん」
「高校三年間ずっと同じクラスだった私達は親友みたいな感じだった。私はずっとパパへの恋心を秘めたまま親友としてパパのそばにいたの」
パパとママが親友だったなんて初めて聞いたからビックリだけどパパとママの仲の良さを見ていたら親友と言われても納得できる。
だけど次の瞬間ママの表情が曇った。
「親友として恋愛相談もされてたわ」
「………っ!」
「どういう事をしてもらったら嬉しいかとか、どうやってデートに誘えば良いかとか色んな事をね」
「そんな……」
ママの言葉を聞いて私がギュッと手を握るとママはさっきまでの暗い表情をクルッと明るい表情に変えて
「まあその相手は私だったんだけどね」
と悪戯に笑った。
「……っなんだぁ…!」
私だったらそんなの耐えられないと思ったからママのその明るい表情を見て安心した。
「ふふ。パパって意気地無しだからね。それとなーく私の好みを知ろうとしてたみたい」
「パパも色々想ってたんだろうね」
「そうね。でも………その当時はそんな事知らなかったから胸が張り裂けそうだった…」
またママの表情は苦しそうに辛そうに曇った。



