インナモラート 【完】



「泣かせたお詫びに帰りどっか連れていってあげる」


泣き止んだ私を見て絢人が言った。



「いいよ」


「俺が連れていきたいの」


少しだけ顔を近づけて言う絢人の中ではもう決定事項なんだろう。

勝手に泣いたのに絢人は優しい。



「どこ連れていってくれるの?」


「依良の好きないちごのアイス食べにいこう」


いちごのアイス…。


「わかった。約束ね」


「もちろん」