家の中に入るとママが夕飯の支度をしている最中だった。
「お帰り依良…ってどうしたのそのぬいぐるみ」
「ただいま。貰ったの」
「もらった?絢人くんに?」
「んーん、違うよ」
「あら。じゃあ誰に貰ったの?」
口元を緩めてニヤニヤとするママを不思議に思いながらも柏木くんに貰った事を話した。
「柏木くん?」
「隣の席の男の子。帰り遊んで帰ってきたの」
「へぇー。絢人くん以外の男の子なんて珍しいわね」
「うーん」
「出てくる男の子の名前なんていつも遥架くんか絢人くんだったものね」
ニヤニヤしながらそう言ったママを見てピンと閃いた。
「別に柏木くんはそういうのじゃないよ」
「それはわかってるけど。柏木くんはどうかわからないじゃない」
「わかるよ、柏木くんに失礼」
「ふふっ。はいはい。着替えて早く夕飯の手伝いしてちょうだい」
はいはい。って適当な。
そう思いながら部屋に行き着替え夕飯の手伝いをした。



