「なんで…」
「ん?」
「このぬいぐるみやっと取れたのに…」
どうしてあげるなんて言うの?と戸惑っていると優しく柏木くんが微笑んだ。
「これ、最初から花咲にあげようと思ってたから」
「え…私に?」
まさかの言葉にビックリしていると柏木くんが私の鞄を指差した。
「あ…」
柏木くんが指差した私の鞄にはぬいぐるみと同じウサギのキャラクターのキーホルダーが付いている。
「このキャラクターそれと同じキャラクターでしょ?好きなのかなって思って」
「………私の為に、何回も挑戦してくれてたの?」
「まあ…そういう事かな」
照れたように笑った柏木くんに嬉しいけど受け取っていいものかと悩む。



