インナモラート 【完】




「遥くん……」

「ん?」


抱き締められているから遥くんの顔は見れない。

だけど遥くんの鼓動がよく伝わる。




「これからも幼馴染みとしてよろしくね…?」


「どうしたの、急に」


少し笑った遥くんの振動も伝わってくる。


「何となく言いたくなっただけだよ」







遥くんが私を好きじゃなくても、遥くんが許してくれてる間は幼馴染みとしてそばに居る。


そう決めたんだから。




幼馴染みとしてそばに居られたらいい。






遥くんの腕の中で一人、もう一度決意を固めた。