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「やめ!」
先生の声に教室に居る全員がシャーペンを机に置き前を向く。
「それじゃ、回収するからなー」
その言葉通り先生が全員のテストの答案用紙を回収する。
「皆テストお疲れ様、帰ってよし」
その言葉に一気に教室がガヤガヤした。
「依良、依良、テストどうだった?」
栞が一目散に私の席へと走って来る。
あの日の翌日にはいつも通り元気な栞になっていた。
「今回は自信あるよ、栞は?」
「んー、私はボチボチかな?」
「そっか」
栞とそんな話をしていると、
「依良、帰ろ」
と絢人がやって来て、帰る支度をする。
「栞、またね」
「うん、ばいばい!」
ブンブンと元気よく手を振る栞に私も手を振り返した。



