「エミちゃん?」
「1年の子なんだけど、それと同じの鞄に付けてた気がするんだよね」
「なら届けてあげた方がいいね」
「教室戻る途中その子の教室寄っていい?」
「もちろん!」
という事で私達は1年生の教室に向かった。
「絢人先輩だ~」
「カッコいいー…」
1年生にも安定の人気を誇る絢人。
そこら中から聞こえる声に絢人は気にする素振りもせずに目的の教室に向かう。
「エミちゃんいる?」
教室のドアの近くに居た男の子にそう言うとその男の子がエミちゃんの事を呼んでくれた。
「絢人先輩っ!?」
驚きながらドアの所まで走ってきたエミちゃんは、
サラサラの長い髪の毛を揺らし、揃えられた前髪の下にあるクリクリの瞳が印象的なとても可愛い女の子だった。



