基本的には帰りも絢人と私は一緒だけど
お互いに友達と遊んだりもするから毎日ではない。
割合で言えば7:3くらい。
だから今日みたいな日は絢人が前以て言ってくれる。
一緒に帰れなくても車は出してくれると言ってくれたけどそれは流石に断った。
私だけの為に滝川家の車を使うわけにはいかないし
たまには歩かないとね。
「到着しました」
そんな事を考えていると車は学校に着いたらしくて高級車らしく音も立てずに停車した。
私達の通う学校は有名私立学校で私のような一般の生徒もいれば絢人のようなどこかの会社の息子や社長令嬢もいる。
だから車で通う人も少なくなく、この高級車が学校に着いても何の違和感もない。
「どうぞ」
前園さんが運転席から降り素早く後部座席の方に回ると開かれたドア。
「行くぞ」
開かれたドアから車の外に出た絢人に続いて私も車から降りる。
「ありがとうございました」
前園さんに軽く会釈をすると
「いってらっしゃいませ」
と笑顔で送り出してくれた。



