「おはよう絢人」
「ん」
私がシートベルトを付けたのを確認してから前園さんが車を静かに発進させた。
こうして絢人は毎日私を迎えに来てくれる。
最初は何で?とか悪いなとか思って車に乗るのを躊躇ったけど無理矢理絢人に引きずり込まれるし、
家を出る時間を変えても何故だか家の前にいるし。
『何で時間変えたのに居るの?』
と聞けば
『依良の考える事なんてすぐ分かる』
と意味わかんない事を言われたからもう諦めて絢人の車で登校する事にした。
初めて会った日から私に優しくしてくれてる歩人さんや千架さんも了承済みらしいし、
寝る事が大好きな私は車で行けば遅くまで寝ていられるし。



