インナモラート 【完】




遥くんも予想していなかったのか私のシュートを止める事が出来ずに、そのままゴールの方へと飛んでいくボールを見ていた。




入れ、入れっ!




そう念じたのが効いたのか、ボールは綺麗な放物線を描いてゴールへと吸い込まれていった。






「……っやったぁ!!」


「これはやられたな、すごいじゃん依良」



ピョンピョンと喜ぶ私の頭をクシャクシャ撫でた遥くんにドキドキしながらもとびきり喜んだ私。





「練習の成果出たね」


「うん!やった…!」



ニコニコと喜ぶ私を見て遥くんも嬉しそうに笑ってくれた。


何だかいいな、こういうの。


一緒にスポーツして、笑い合う。


普段の楽しさとはまた一味違ってすごく楽しい。





小さい頃は遥くんとスポーツする事も多かったけど、最近は一緒にスポーツをするなんてなかったから……。





「ふふっ」


「何笑ってるの?」


「何だか楽しくて」


「そうだね」





遥くんも楽しそうに笑ってくれて、すごく楽しくて嬉しい。