「体育の授業?」
「うんっ!それがバスケだったんだけど、一本だけシュート決められたんだ!」
「へぇ、すごいね」
遥くんにそう言ってもらえたのは嬉しいけど全然すごくなんかない。
「絢人なんて一人で30点近く入れてたんだよ?信じられないよ!
それに他の子はもっとシュート決めたりしてるから私ももっとシュート決められるようになりたいんだ。一本入ったのだって奇跡に近いよ」
そう言うと遥くんは何か考える素振りをした後、
「じゃあ少し練習してみる?」
と言った。
「練習?」
「うん。庭にバスケコートあるし、シュートの練習。俺が教えるし」
「遥くんが教えてくれるの?」
「もちろん」
遥くんと、シュートの練習……。
「やる!やりたい!」
「じゃ、外行こうか」
「うんっ!」
こうして私は遥くんにシュートのコツを教えてもらう事になった。



