「絢人?どうかしたの?」 怖い顔の絢人に言うと、絢人はハッとした様に首を横に振った。 「なんでもないよ、それよりいい場所見つけたんだ」 「いい場所?」 「そう、一緒に来てくれる?」 「うん、いいよ」 頷くと絢人は私の手を取って歩き出した。 会場を出てロビーを遥くんと居た場所とは反対方向へと進むとこれまた豪華な階段がそびえ立っていて、 「上に行くの?」 「うん」 絢人は私が転ばない様にエスコートしながら階段を上った。