遥くんが笑ってくれた事が嬉しくてまた笑うと遥くんは優しい瞳をしながら私を見た。
「なに?遥くん」
そんな優しい瞳でジーッと見られると恥ずかしい…。
少し照れながら遥くんを見る。
「依良、本当に綺麗になったね」
「えっ?」
想像もしていなかった言葉に恥ずかしいとか嬉しいとかよりも先に驚きがきた。
「そのドレス依良に絶対似合うなって思ってたんだけど、想像以上に似合ってる」
「…………」
「この会場の中で誰よりも綺麗だよ」
「……………っ」
遥くんは…もう…なんて言うか…
本当に狡いと思う。
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