それから遥くんと話をしたり食事をしたりして過ごした。 たまに年上らしきお仕事関係の人に挨拶をされる遥くんを見てやっぱり遥くんは凄い人なんだなと思ったりした。 こうして過ごす事二時間、 「依良、少しあっちに行かない?」 遥くんか指さしたのは、この広間の外。 ロビーの方をさしていた。 「うん、いいよ」 私は促されるまま遥くんにエスコートされて広間を出た。