「ん?…あぁ、…お久しぶりです」
彼女達一人一人の顔をみながら軽く微笑んだ絢人に彼女達は頬を赤く染める。
「覚えててくれたんですかっ?」
「もちろんです」
「絢人さん、二人でお食事でもしながら話しません?」
黄色のドレスを着た可愛らしい女の人と絢人が会話を交わすと、黄色の彼女の隣にいた青いセクシーなドレスを着た美人な女の人が会話に割って入った。
「ちょっと、わたくしがお話ししてたのよ」
「決めるのは彼よ、黙ってなさい」
「待ってください、私とお話をしませんか?」
そんなこんなで数人いた女の人達全員が絢人を誘い出す。
さずか、モテるなあ…。
遥くんと同じ様に絢人はこのキラキラした空間の中でも一際輝きを放ってるもんなあ。
なんて絢人を見ていると絢人は私を見て一瞬微笑む。
「すいませんが、今日は彼女と来ているので」
そしてそう言いながら私の事を引き寄せた。



