「ちゃんと俺が依良に一番似合うものを選ぶから安心してね」 「……うん」 こうなってしまったら遥くんは手をつけられない。 本当に最上級品のドレスを選んでくれるんだろう。 毎回こんなやり取りをしている気がする。 だけどそこには遥くんが私の為だけに考えて選んでくれたっていう思いも毎回込もっているから嬉しいんだ。 「ありがとう遥くん」 ニッコリと笑うと遥くんは優しく微笑んだ。 遥くんの優しい笑顔が大好きだ。