その日は、久しぶりに雅と帰っていた。 私は、受験生なので、雅と帰りが会わないことが多く、普段は別々に帰ることが多かった。 いつものように、くだらない会話をしながら、のんびりと下校していた。 けれど、途中、雅が学校にスマホを忘れたと言い学校まで戻った。 この選択が間違いだなんて、その時の私は夢にも思わなかったんだ。 そして、後悔する。 彼女と話さなかったこと、雅と話さなかったことを…