私は、思っていることをそのまま雅にぶつけた。


「はるな…」


雅が私の名前を呼ぶ。


私のこの想いが、どうか雅に届きますように。


ギュッ


雅がいきなり抱きしめてきてちょっと驚いたけど、心がすごく満たされるような感覚になって、そのまま雅に身体を預けた。


私達を見てクスリと笑うゆうにぃ。


雅はゆうにぃを睨んだみたいだけど、ゆうにぃには通用しないみたい。


雅はゆうにぃには頭が上がらないらしい。


でも、良かった、雅が笑顔になって。


「…雅、はるなはいつでも雅の味方だし、雅が大好きだからね?」


「///!あ、ありがとな、はるな。」


雅は、一瞬驚いたような顔をしたけど、すぐに顔を真っ赤にしてお礼を言って来た。




そんな雅を、ちょっと可愛いと思ってしまったのは、私だけの秘密。