「…何よ、それ。どうして!?どうして、別れなきゃそいつに容赦しないって言ってるのに、私じゃなくてそいつを選ぶの…!」
とうとうあいつは泣き出した。
なんで、お前が泣くんだよ。
俺はあいつを冷めた目で睨んでいた。
それに、なぜ俺がお前じゃなくてはるなを選ぶのかって?
そんなの決まってる。
俺にとってお前よりはるなの方が断然大事だから。
それに、俺のことを裏切ったお前にそんなこと言う資格はあるのか…?
「…んなの決まってんだろ。俺の中ではるなが何よりも一番大切だからだよ。それに、何かあっても俺がはるなを守るし、そんなことを言えば俺だけじゃない。生徒会のメンバーや、その幼なじみ達も黙ってない。」
…それに、はるなを聖桜の天使として慕っている人達も怒るだろうな。



