「あの、何かありました…?みんな怖い顔してますけど…」


「ちょっとね…それより、話があるんで、あきちゃん達生徒会室に入れるから。」


「別にそれは構いませんが…ももかさんが抱えていらっしゃる方は…?」


「ああ、話ってのはこの子のこと。祐介と雅にも聞いてもらうから、よろしく。」


私は有無を言わせないように強めの口調で早口に喋った。


「はあ…」


「…別にいいけど。それより、おい、相川。もっと優しくドア開けろよ。鼓膜が破れる。」


ちょっ、雅、それはまずい…


「あ?なんか文句あんの?」


めぐちゃんは、さっきと同じように笑ってはいるが、目だけ笑っていない…


「い、いや、何でもないです…」


めぐちゃんが起こることなんて滅多にないから、雅もびっくりしたみたいだね。


その証拠に顔が青くなっている。


祐介なんて驚き過ぎて目をぱちぱちさせている。