「…!飲む。」

「はい、どうぞ。」


「ありがと、ゆうねぇ。」ニコッ

「はるな〜、可愛いー!!」ギュッ


「…可愛いゆうねぇに言われたくない…」


「…そうだった、無自覚鈍感天然だった…」


声が小さくて何言ってるのか全然聞こえない。


「…ゆうねぇ、何て言ったの…?」

「ううん、何でもないよー」


…まあ、いっか。


そういえば、私一応クラスあるんだよね…


知っておいた方がいいのかな…?


「…私、クラスあるんだよね…?」


「あるよ、はるなは1年2組だよ。」


「…1年2組…」


もしかしたら、一回くらい教室に行けるかも、とか思ったけど、やっぱり無理…


ももかちゃん達以外の人が近くにいるって考えただけでも吐き気がする…


っていうか怖い…


さっきもみんな鋭い目で見てたし…


保育園みたいになるのはもう絶対イヤ。


とにかく、この一年は絶対に教室に行かない。