「…Secret Girls のファンなのか…?」


後ろを振り返ると、少し、いや、かなり驚いた顔の雅がいた。


「…うん。そうだよ。それがどうかしたの…?」


私が答えると、雅は、さらに驚いたような顔をして固まってしまった。


「マジか…。はるなが友夢 (ゆめ) 達のファン…」


友夢…?


雅の口から、知らない女の子の名前が出てきて、一瞬ドキッとした。


それと同時に、胸が少しギュッて苦しくなったような気がした。


「…雅、今友夢って言ったよね?それ、誰?っていうか、友夢のファンってどういうこと?」


…ん?あきちゃんの背後が黒い!


それに、他のみんなもすっごい真っ黒なんですけど…!


「私も気になりますねぇ、その話。ちゃ、ん、と、説明してくださいますよね、雅?」


…ゆうにぃ!?


仕事してたんじゃなかったの?


っていうか、なんかゆうにぃも目が怖いけど…何で?