心臓が早鐘を打っていて、全身に汗をかいている。


窓から差し込む朝日が部屋の中を照らし出していて、それを見ていると徐々に呼吸は落ち着いて来た。


「なに、今の夢……」


あたしは手の甲で額に滲んだ汗をぬぐい、そう呟いたのだった。