さすがに、もう連絡が行っていたようだ。
『前にちょっと貴久から聞いてたんだけど、なにか妙なことが起こってるって』
それはきっと【ユミコ】さんに関することだろう。
貴久は光弘に相談していたみたいだ。
「うん……」
あたしは小さな声で頷いた。
光弘を巻き込んでしまうのではないかと思い、ハッキリと返答することができなかった。
この問題はあたしとエマが引き起こしてしまったと言っても過言ではない。
これ以上、周囲の人間を巻き込んでしまうわけにはいかなかった。
「あのさ光弘、心配なのはわかるけど今はちょっと……」
そっとしておいてほしいと言おうとしたのだが、光弘がそれを遮った。
『古いスマホが出て来たんだよ』
「え……?」
一瞬にして頭の中は真っ白になった。
「今、なんて?」
『古いスマホだ。捨てたはずのスマホが5台も出て来た』
『前にちょっと貴久から聞いてたんだけど、なにか妙なことが起こってるって』
それはきっと【ユミコ】さんに関することだろう。
貴久は光弘に相談していたみたいだ。
「うん……」
あたしは小さな声で頷いた。
光弘を巻き込んでしまうのではないかと思い、ハッキリと返答することができなかった。
この問題はあたしとエマが引き起こしてしまったと言っても過言ではない。
これ以上、周囲の人間を巻き込んでしまうわけにはいかなかった。
「あのさ光弘、心配なのはわかるけど今はちょっと……」
そっとしておいてほしいと言おうとしたのだが、光弘がそれを遮った。
『古いスマホが出て来たんだよ』
「え……?」
一瞬にして頭の中は真っ白になった。
「今、なんて?」
『古いスマホだ。捨てたはずのスマホが5台も出て来た』



