☆☆☆
穂香に男を紹介するのは冗談としても、それから先も恋話で盛り上がった。
せっかく高校生になったのだから、そろそろ彼氏の1人くらい欲しいという穂香の気持ちもよくわかる。
貴久と一緒にいるときの自分はやっぱりとても幸せだし、穂香にも同じ気持ちになって欲しいという思いはあった。
「穂香の場合、誰にでもすぐについて行っちゃいそうで怖いなぁ」
「なにそれ。あたしだって誰でもいいってワケじゃないからね?」
穂香にそう言われてあたしは苦笑いを浮かべた。
「本当に? 今の穂香なら誰でもいいって感じに見えるけど」
「そんなことないよ!」
ブンブンと左右に首を振った穂香は熱心に自分の好みのタイプを上げて行く。
年上で、免許と車を持っていて、ちょっと日焼けをしていて、アウトドアな性格で……。
「穂香、高校生のあたしたちが出会えるようなタイプじゃないと思うけど……」
免許と車を持っているという時点で難しい。
穂香に男を紹介するのは冗談としても、それから先も恋話で盛り上がった。
せっかく高校生になったのだから、そろそろ彼氏の1人くらい欲しいという穂香の気持ちもよくわかる。
貴久と一緒にいるときの自分はやっぱりとても幸せだし、穂香にも同じ気持ちになって欲しいという思いはあった。
「穂香の場合、誰にでもすぐについて行っちゃいそうで怖いなぁ」
「なにそれ。あたしだって誰でもいいってワケじゃないからね?」
穂香にそう言われてあたしは苦笑いを浮かべた。
「本当に? 今の穂香なら誰でもいいって感じに見えるけど」
「そんなことないよ!」
ブンブンと左右に首を振った穂香は熱心に自分の好みのタイプを上げて行く。
年上で、免許と車を持っていて、ちょっと日焼けをしていて、アウトドアな性格で……。
「穂香、高校生のあたしたちが出会えるようなタイプじゃないと思うけど……」
免許と車を持っているという時点で難しい。



